1/6 大道寺知世 スクール水着 1997年版 製作解説
 キットデータ

 1/6 大道寺知世 (カードキャプターさくら)

 販売 T's SYSTEM (イベント限定品)

 原型製作 宮川武

 パーツ数 7



 ご依頼により製作した物です。

 テレビアニメが放送される前の1997年に発表されたキットで、後年に販売された再販分ではなく、当時のキットだったので、気泡が多く、原型の時点で調整が全く出来ていなかったのか、それともシリコン型の問題かは分りませんが、そのままでは全てのパーツが全く合わない上、両太股は、取り付ける部分よりも随分細いと言う具合で、ガレージキッとの醍醐味たっぷりのキットでした。

 後ろ髪、両手両手両足の付け根部分は真鍮線で軸打ちして位置決めしてから、頭と胴体パーツにメンソレータムを塗り、もう片方の接合部分にポリパテを塗って張り合わせ、硬化後に余分なパテをナイフやヤスリで削り落として、必用に応じてパテを盛り付けて整形して接合部分を作って行きました。
 前髪と後ろ髪の隙間ができてしまいましたが、強引にパテで隙間を埋めると髪の毛の流れが不全になって違和感が出てしまいますし、自然な髪の毛の流れに作り直すとすると、後ろ髪の大部分の造形を変える必用が有り、新規に作り起した方が早いなんて事になりかねないので、難しい所ですね。

 半端でない量の気泡は、日曜大工店で売っていた豚毛のブラシで表面を叩いて浮き出してから、必用に応じてナイフで広げ、ポリパテで埋めています。
 数が多く面積も広いので、一つ一つパテを押し込んで埋める方法では対詰め込んで行っては対応出来ないので、ポリパテを薄く全体に塗りつけて、硬化後にヤスリ掛け、ブラシで叩いて気泡を露出させるのを何度も繰り返す方法を取りました。

 塗装に関しては、サフレスは無理だったので、下地塗装はミッチャクロンクレオスのホワイトサーフェイサーで行い、彩色はクレオスのMR.カラーのエアーブラシ塗装とタミヤのエナメル塗料の筆塗りです。
 彩色に関しては、水着と髪の毛は去年作ったT's SYSTEMの知世で使った塗料が残っていたのでそれで塗っていますが、髪の毛のハイライトは塗り足していません。
 肌色は巴等で使用した物をそのまま使いました。

 前回のラ・サイゼルから、彩色にタミヤ エアーブラシHG トリガーで行っているのですが、 ノズル径が0.05ミリ違うせいか、薄めなくても粒子が細かくて良い感じです。標準装備のカップの容量が小さく使いにくいのが残念ですが、オプションで大容量カップが用意されているのでそれを買えば解決する問題です。

 塗装は単純なのですが、塗装までの段階がとても大変でしたので、製作費用は8万円とさせて頂きました。




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