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 キットデータ

 1/5 愛沢ともみV

 原型製作 みすまるましい

 販売 AGGRESIVE(イベント限定品)

 パーツ数 20+リボン


 今回のアイドルタイプ制服でAGGRESIVEのともみを制覇。と思ったらPiaキャロ3で不採用となった制服のともみが冬のワンダーフェスティバルで出たみたいですが、Piaキャロ2版のともみは一応一通り作った事になります。

 初めてこのアイドルタイプのともみを見たのはレプリカントだったと思うのですが、第一印象は「面倒臭そう」でしたが、そも第一印象通り塗装が大変でした。

 キットの購入は去年の夏のワンダーフェスティバルで行いました。



 塗装までの下地処理等
 塗装までの段階は左足の外側に気泡が結構有ったので、一つ一つ埋めていたら莫大な時間が掛かると判断して、気泡の有る部分にはキャストの色に近いポリパテを馴染む様に薄く盛り付けて消したのと、スカートとペチコートの部分のパーティングラインが面倒なのを除けば、大きな欠損や、バーティングラインやゲート処理した段階でパーツが合わないと言うは無かったので、取り立てて大変な部分は有りませんでした。時間さえ掛ければ誰でも完成まで辿り付けると思います。
 塗装の前の仮組みで、真鍮線で各部分を繋ぎ合わせる際に、首と胴体、胴体とスカート、下半身部分の固定には強度が必要なので1.5mmの真鍮線を打ち込んでいますが、それ以外の部分は全て1mmの真鍮線で固定しています。髪の毛の固定には1mmを二本づつ、首と胴体の固定には1mm、1.5mmを一本づつ打ち込んで回転しない様にしてあります。ベース固定用の穴も、この時点で空けておきました。
 真鍮線を打ち込む位置決めですが、先ず片方のパーツにドリルで穴を開けて、真鍮線を刺して、ニッパーで引っこ抜けるぎりぎりの所で真鍮線を切断、もう片方のパーツを押し付けて、付いた真鍮線の跡をガイドにドリルで穴を開けると言う方法を取っています。注意しないとならないポイントとして、真鍮線を押し付ける時にドリルで掘った穴よりも深く真鍮線が埋まるので、切断の際はそれを考慮して若干のマージンを持たせてやる事でしょうか。キャスト素材の具合で埋まる度合いも違いますし、長すぎるとポイントがずれたりするので難しい所ですが。
 塗装の際の支持棒として1mmや1.5mmでは強度不足と考えられる部分には、固定用とは別に1.5mmや2mmの支持棒用の穴を空けています。まあ、支持棒に真鍮線よりも強度の高いステンレスやスチール線を使うのも良いのですが、切断するのが大変なのと、支持棒用の穴を空けると仮組みの際に取り付けた真鍮線を抜く必要が無いのでオススメです。

 下地塗装は、業務のプライマー を塗布してから、肌色部分の有るパーツは造形村ブランドのクリスタルクリアーを、それ以外の部分はクレオスの白さサフを、それぞれ噴き付けています。プライマーの前には、離型剤や作業時に手から付いた油分、細かい部分に入り込んだ、ヤスリ掛けした際に出た削り粉を落とす為、ラッカー薄め液を入れた缶にバーツを1分程度漬けてから歯ブラシで念入りに磨いて完全脱脂しています。


 塗装
 肌色は愛沢ともみver.4.5で使った物と同じ色で顔と胴体パーツに吹き付けてみたら、希釈を誤り、かなり濃い色になってしまったので、希釈を倍くらいに変えて他のパーツや、風見みずほを塗ったらそれはそれでかなり良い感じで仕上がったのですが、風見みずほ 宇宙服Ver.を塗装している時に肌色の入ったビンを倒してしまい、その際に色味の調整に入れているクリアーオレンジの成分が上澄みになって流れ出してしまったらしく、後日、顔と胴体パーツを塗ったら、他の部分とは似ても似つかない色に仕上がってしまい、クリアーオレンジを足して再調合するにしても色味が合う可能性は低いので、確実な方法として、肌色を塗ったパーツ全てをシンナーで塗装を落として下地から全て塗り直しました。
 最終的な肌色は、ビンを倒して色味が変わった肌色に、クリアーオレンジと、隠し味程度に蛍光オレンジで色味を調整した物を吹き付けています。髪の毛や服を塗ると、肌色を塗った時よりも肌色が薄く見える物で、「少し濃すぎるかな?」と思うくらいでは、他の色を塗ったら薄すぎる肌色になってしまいます。それを計算して、肌色を塗る時は濃い目に塗ると仕上がった時は良い感じになってくれます。私は面倒なのでしていませんが、髪の毛や服に塗装する予定の色を、プラ板か何かに塗った物を予め用意しておいて、それと比べながら肌色を塗るという方法も良いかもしれません。
 肌色だけの塗り直しはそれ程苦痛では無いのですが、目のシャドーと虹彩を先にマスキングして塗っている顔パーツを2回塗り直すのは結構キツイ物が有りました。まあ、肌色を塗ってから目を塗れば?と言う話も有りますが、目を先に塗る法がマスキング漏れで失敗する確立を下げる事が出来るので・・・・仕上がり自体は中々良い感じで、気に入っているので良しとします。
 ポリパテを盛り付けた部分はいつも通りに、塗装の段階でキャスト素材に近い色に調合した塗料を吹き付けて目立たなくしてから肌色を塗っています。

 制服のスカート部分はアクセルホワイトで白く仕上げてから、愛沢ともみVIIのブラウスのシャドーに使ったホワイトにデイトナグリーンを少々加えた物をシャドー部分にのみ噴き付け、ペチコート部分はその色ほ全体的に吹き付けています。裾の二本線は一本づつマスキングしてデイトナグリーンを吹き付けたのですが、形状から予想出来る通り、マスキングに膨大な手間が掛かったのにも関わらず、マスキング漏れやオーバーマスクが結構有りました・・・マスキング漏れはコンパウンドで磨き落として、オーバーマスクはエナメル塗料でリタッチして、仕上がりは余り芳しくないのですが、最初から筆塗りにするよりはマシだったのと、少し離れてみたら殆ど気にならないので、今回はこれで良しとしました。

 服の緑の部分はル・マングリーンにデイトナグリーンを足した物を噴き付けました。参考にしたイラストより黄色味が強く、明るい色気もしますが、暗いよりはマシでしょう。
 黄色い部分は当初キャラクターイエローにしようかと思ったのですが、殆ど黄橙色と変わりない感じで赤みが強すぎると感じたので、イエローにオレンジを混ぜて作りました。
 白い部分は、上着の一本線に関しては黄色を塗る前にアクセルホワイトを塗り、ペチコートの色で少しシャドーを入れてから、マスキングして塗り残した物ですが、他の部分は緑や黄色の部分を塗った後にマスキングして、アクセルホワイトで白くしてから、ペチコートの色でシャドーを噴いてから、軽く全体に噴きつけました。

 ショーツと靴下は、肌色の後にマスキングしてアクセルホワイトで白くしてから、ホワイトに若干のルリの髪の毛に使った色を混ぜた物でシャドーを入れています。実物でもよく見ないとシャドーが確認出来ませんが、服やスカートの白い部分との差別化は出来ていると思います。

 髪の毛と靴は何時も通りウッドブラウンで仕上げましたが、靴に関しては、今までの同じ靴と比較すると、色を濃くしている部分を細噴きにしてみたのですが、スケール感は有るのですが、地味な感じになってしまいました。

 台座部分はホワイトにパールホワイトのパールパウダーの入ったスーパークリアーでコーティングしています。

 支持棒の取り付けが絶望的なトレイは、30cmくらいのステーに貼り付けて塗装しています。貼り付けは今までは両面テープで行っていたのですが、たまに塗装を剥してしまう事があったので、両面テープにマスキングテープを貼り付けてみたらかなり良い感じてした。下地の色が完全に隠蔽できるシルバーで塗るので、トレイだは下地塗装に造形村ブランドののグレーサーフェイサーを使っています。乾燥が早くで便利は便利なのてすが、色が濃いので、今回の様に下地の色が完全に隠蔽出来るシルバーやゴールドだと特に問題は無いのですが、普通に使う場合は白くするのが大変なので限られた部分以外ではあまり使いたくないのが正直な所です。ただ、白サフは白サフで、吹き付けてからヤスリ掛けした所に吹き付けると、ヤスリ掛けしていない所と同じくらい白くするのに結構な手間が掛かるので、手間の掛かる場所の違いで結果的には大して変わらないのかも知れませんが。


 ベース
 円形のベースに油性ニスを塗り込み、乾燥させてから、サークルカッターで切り出した、ヒルマモデルクラフトから発売されているシールタイプの建築模型用のタイルテクスチャーを貼り付けています。本当はタミヤの物を使いたかったのですが大分前に販売が終わっていた様です。



 写真は前回のみずほ先生と同じ用にキヤノンのPowerShot Pro90isで行いました。
 ホワイトバランスを白い紙を取り込んで設定してからの撮影だったのですが、私の手持ちのCRTディスプレイでは、若干青みがかった感じだったので、カラーバランスで黄色を足しています。私の表示環境での色の再現性はかなり高めです。

 今回、初めて撮影時にリボンを付けてみたのですが、如何でしょうか?

 AGGRESIVEのともみは、新作のPiaキャロ3のボツ制服版にはそれ程惹かれる物は無いので、今回で一段落です。手持ちはあと5つ有るので、気分が向けば作るかも知れませんが。

 次はメカ物を予定しています。


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