1/7 柏葉巴 製作解説
 キットデータ

 1/7 柏葉巴 (ローゼンメイデン)

 フルスクラッチビルド

 パーツ数 12


 ローゼンメイデンの柏葉巴です。
 主人公の桜田ジュンのクラスメイトで、通常ならヒロインに位置する筈ですが、ドールの薔薇乙女に押されて登場回数が少なめな上、控えめな性格、地味なデザインの三連コンボで人気はは今一つです。ただ、私としては好みのキャラだったのと、薔薇乙女の立体物は幾つも出ているものの、それ以外は全く立体化される気配がないので作ってみました。
 次はあしや人形感謝祭の巫女服の巴を作ろうかと考えています。

 製作は自作完成品がまだ出来ていないので掲載していないバゼットと平行で行いましたが、ワールドホビーフェスティバルでの1スペース当りの版権申請数の制限から、バゼットを発表した次のイベントでの発表となりました。

 製作手順はフレックスロッドにエポレジンプロを盛り付け、大まかに体の形を出した後、分割してロックペイントのクイックパテで最終的な形出しや着衣、髪の毛の製作、表面処理まで仕上げて行きました。この方法はバゼットも一緒で、今の所私にとっては一番やり易い方法です。
   表面仕上げの状態を見る為のサーフェイサーはボークスの物と、クイックパテを購入する際に一緒に購入したロックペイントのプライマーサーフェイサーを使用しましたが、微妙な差ですが、色が薄いのと乾燥後の仕上がりはロックペイントの方が良い感じでした。
 切削用の道具は色々な道具を使用していますが、今回は超音波カッターも導入しました。価格は高く、刃が小さいので大まかな切り出しは全く出来ませんが、切削性は抜群でした。

 スケジュールは何時もながらギリギリで、イベントの複製が完了したのが前日の朝で、展示品、兼提出用サンプル完成品を塗り終えたのは夜の十時という具合でしたが、目の塗りか今一だったり、最大の特徴である左眼の下のホクロやネクタイの柄を塗るのをすっかり忘れていたのを会場で気付き、後日送付する事にして、イベントの翌々日に若干手直しました。

 今回は仕上がりに拘っていられないので、パーティングラインと気泡処理はそこそこに、シンナー洗浄して一気に下地塗装から彩色まで行いなました。

 肌色部分は何時も通りミッチャクロンマルチにボークスのクリスタルクリアーで、それ以外の部分はミッチャクロンマルチとクレオスのホワイトサーフェイサーでそれぞれ下地塗装した後、クレオスのMr.カラーのエアーブラシ塗装とタミヤのエナメル塗料の筆塗りです。
 何時もなら使用した色を記録しているのてずが、調合に凝ったり、記録を残したりする余裕は全く無く、その辺に有るそれっぽい色で色に白を混ぜたりして適当に塗りました。

 目や眉の筆塗りでは、初めてペトロールを混ぜたプラックで塗ってみましたが、「今までの筆塗りは何?」と言う感じでとても塗り易くなりました。もっとも、分離し易く、色によっては全く混ざらない様なので、純正のリターダーが欲しい所ですね。



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