チェリーブロッサム 蒼星石 製作解説
キットデータ
ノンスケール 蒼星石 (ローゼンメイデン)
販売 チェリーブロッサム (イベント限定品)
原型製作 桜坂美紀
パーツ数 16
ローゼンメイデン第四ドール蒼星石です。
ボーイッシュなのと、一人称が「僕」なので、男の子の人形に勘違いする方も少なくないそうですが、ローゼンメイデンは薔薇乙女とも当てる様に、女の子の人形です。
ローゼンメイデンは人形師ローゼンが作り上げた人の様に動く人形で、究極の少女アリスを生み出す為に作られたとされています。
蒼星石は7体のローゼンメイデンの内の4体目で、3体目の翠星石と双子として作られました。
ローゼンメイデン同士が戦い、ローゼンメイデンに埋め込まれたローザミスティカを集め合うアリスゲームを経てアリスが誕生するらしいのですが、他のローゼンメイデンのローザミスティカを全て集めた一体がアリスとなるのか、それとも、ローゼンメイデンとは全く別の存在からアリスが誕生する為の一種の儀式でしか無いのかはアニメ、漫画とも語られていません。たた、全てのドールは前者だと信じている様です。
アニメの二期シーズンの最終話で、ローゼンメイデン第5ドールの真紅が、「アリスゲームでなくてもアリスとなる方法が有る」とローゼンから聞いたと主張していますが、その真偽の程は不明です。
それぞれのドールは契約を結んだミーディアムと呼ばれる人間から力の供給を受ける事により真の力を発揮する事が可能なのですが、アニメと原作漫画では微妙に設定が異なり、蒼星石のミィーディアムはアニメと漫画では別人で、契約を結んだ理由も異なります。
ミィーディアムに対するスタンスはドール毎に異なるのですが、アニメ、漫画共に蒼星石のミューディアムに対する忠誠心の高さは尋常ではなく、ミィーディアムの望みを叶える為であれば、自分を犠牲にしたり、背徳的な行為も厭わない勢いでした。この忠義心はローゼンに対しても同じで、ローゼンメイデンが望むアリスになる為、他のドールが姉妹同士で戦う事をを拒否したりする中、何の疑問も無くアリスゲームに挑むのですが、「高過ぎる忠義心は身を滅ぼす」と言った感じで、アニメ、漫画共に戦いに破れ、ローザミスティカを水銀燈に奪われてしまいます。
キットは去年のクリスマスイブ前日に行われた、
ワールドホビーフェスティバル
in 有明15でチェリーブロッサムが販売した物です。
以前のチェリーブロッサムのキット状態は、原型師自ら複製していて複製技術が芳しくなかった為、塗装するまでに相当の労力を要したのですが、今回の蒼星石を含め、去年のイベントで購入したチェリーブロッサムのアイテム全てが、綺麗な業者抜きになっていました。その分は価格にも反映されており、以前よりも割高な価格設定がされていました。
キット状態が良いので、塗装までの手間は殆ど掛らず、ゲートやバリをオルファのプロカッターやニッパーで切り落としてから、1mmと0.5mmmの真鍮線で各部分が差込固定出来る様、ドリルで穴を開けて 気泡や欠損部分は光硬化パテで埋め、3Mの耐水紙やすりの400番、600番でパーティングラインを削り落としつつ成形して行き、スポンジやすりの
ULTRAFINE
と
MICROFINE
で磨き上げた後、ラッカーうすめ液で洗浄する事で離型剤や手や工具から付着した油分を脱脂。これで塗装準備は完了です。
何時も使っている塗料接着剤の
ミッチャクロン マルチ
のストックがなくなっていたので、何故か手元に有った、ミッチャクロンと同じメーカーのテロソンから発売されている
いきなりサフ
を塗料使いました。FRPやウレタン等の柔軟性の有る素材を塗装する為の物で、レジンキャストのキットの塗装にも適した塗料接着剤ではあるのですが、塗布した後に暖めて強制乾燥させる必要が有るのと、冬の時期は塗装する対象を暖める必用が有る。乾燥時間が長い、ミッチャクロンよりも高いと、全く良い所が有りません。
上塗りした塗料がマスキングテープで剥がれる事は無かったので、ミッチャクロンが手に入らない場合の緊急用としては使えると思います。ただ、ミッチャクロンが手に入らずにいきなりサフが手に入る状況は中々無いと思いますが。
塗料接着剤の上に、肌色部分の有る顔と両手首、両足をMr.スーパークリアー(半光沢)の缶スプレーで、それ以外をMr.ホワイトサーフェイサー1000で塗り、乾燥後にスポンジやすりの
MICROFINE
で磨き上げた後、エアーブラシでの彩色となります。
以下、特に断りが無い限りはクレオスのMr.カラーでのエアーブラシ塗装です。
着衣の白い分は
FOK
の
アクセルS 12ホワイト
で塗ったあと、前回の
まほろさん
の白い部分用に作った、シャドー用の薄い方の色でシャドーを入れました。黒い部分はつや消しブラックです。
服の襟(?)とスボンのブルーはキャラクターブルーで塗った後、ブルーを塗り重ねています。
帽子はキャラクターブルーとつや消しブラック。
肌色部分はまほろさんで使ったのと同じ色で塗装しています。
顔は、肌色を塗る前に、
ラ・サイゼル
で作った薄い水色で白の部分のシャドーを入れてから、右目をデイトナグリーン、左眼をキャラクターレッドで塗り、肌色を塗った後、細かい部分をエナメル塗料の筆塗りです。
両足は白にしようか迷ったのですが、イラスト集等では薄い肌色みたいな配色が多かったので、白タイツが透けていると考え、肌色を塗装した後、アクセルS 12ホワイトを薄めた物を塗り重ね、
造形村シャインパール/ホワイト
を大量に混ぜたスーパークリアー光沢でコートした後、スーパークリアーつや消しで光沢を整え、靴の部分をダークアースを塗り、その上につや消しブラックを薄めた物を濃淡を付けて塗り重ねています。
ハサミはシャインシルバーに、ガイアカラーのシャインゴールドを塗り、柄の部分のゴールドは、ハンブロールのエナメル塗料で筆塗りしています。
ベースはその辺に売っていた物で、3Mの耐水紙やすりの320番と400番で研いてから、
アサヒペン ジェルカラーニス
(ウォールナット)をウエスに染み込ませて塗布、三時間程度乾燥させた後、再び塗布を三回繰り返した後、1日置いて完全乾燥させています。
ベースのニス塗りは今まで色々試したのですが、今回使用したジェル状ニスが一番しっくり行く仕上がりでした。
追記。
髪の毛の色、顔塗り、帽子と左腕の角度を手直ししました。
髪の毛の色はダークアースにレッドブラウンを重ね塗りして、つや消しクリアーでコートしています。
写真
INDEXに戻る