キットデータ

 美坂栞(Kanon)

 原型製作 綾瀬タカヒロ

 販売 コトブキヤ

 パーツ数 8



 ご依頼を頂き製作したものです。

 Kanonのマンガ版は電撃大王で連載されていたのを読んでいたのですが、連載自体が随分前に終わっているので、今回製作した栞に関しては全く記憶にありませんでした。なのでネット上のオフィシャルイラストやCGを頼りに製作しました。

 コトブキヤ内製のキットは気泡が多い場合があるのですが、今回は当たりが良かったのか、見える部分の気泡はそれ程ありませんでした。

 パーツ数がそれ程多くないシンプルなキット構成ですが、塗装や組み立ての事はあまり考慮されてないパーツ構成だったので、 塗装後の合わせ目処理とマスキングにかなり手を焼きました。

 手順としては何時も通りで、ニッパーやカッターナイフでゲートを切除した後、3Mの耐水紙やすりの320番でパーティングライン処理した後、400番、600番、800番と番手を上げて研いてから、3MのスポンジやすりのULTRAFINEで研き、ラッカー薄め液で脱脂してから塗装しています。

 下地塗装はミッチャクロンマルチを塗布してから、肌色部分の有るパーツにはにはMr.スーパークリアーの半光沢、それ以外の部分にはタミヤのホワイトサーフェイサーを使用しています。

 彩色はMr.カラーのエアーブラシ塗装、細かい部分の書き込みはタミヤのエナメル塗料を筆塗り、目の光沢仕上のみMr.ホビーカラーのクリアーを使っています。

 髪の毛と前後に分割されたストール部分は塗装してから接着して、合わせ目を消す必要が有り、ストール部分は手順に工夫が必要でした。

 ストールの柄はモールドが彫られていれば線単位でマスキングして塗ったりと色々やり方もあったのですが、今回は全くモールディングされておらず、アイズの0.4mmと1.5mm幅のマスキングテープで柄を描いて行ったのですが、起伏が激しいので綺麗にマスキングテープの貼り付けられる場所が限られ、見本写真やイラストでは柄の密度はもっと高いのですが、今回の製作では写真の状態で精一杯でした。 

 ベースは木製の丸ベースにアサヒペンのジェル状ニスのライトオークで仕上ました。





写真  INDEXに戻る