フルスクラッチ 1/7 セルマ・シェーレ パワードール2 製作解説
 1/7 セルマ・シェーレ (パワードール2)

 フルスクラッチビルド



 1/6ヤオ・フェイルンに続くパワードールシリーズとして製作した 銀髪のコンピューターことセルマ・シェーレ海軍大尉です。 多分Xネブラ対応型です。
 1/6スケールはは原型製作、複製、完成品製作何れも大変だったので、他の物と同じ1/7スケールで製作しました。
 パワードル2では移植されたプラットフォームによっては髪型が違うので、「これは好きに作って良い筈だ」と印象深いパワードル版の髪型で作り、その旨を記載して版権申請したのですが、特に文句も言われず版権許諾が降り、2007ワンダーフェスティバル{冬}での販売と相成りました。ただ其の際に展示見本兼提出用サンプルとして製作した完成品は時間が無く仕上げが雑だったのもあるのですが、撮影した写真の撮影データを紛失してしまったので掲載を見送っていました。
 今回掲載した物は、ゴールデンウイークに行われたワールドホビーフェスティバルの提出物として製作し直した物です。 ワールドホビーフェスティバル販売分はシリコン型を新規に作り直しています。

 原型の製作はエポレジンプロで芯材を作り、エポキシパテ軽量タイプで大まかな形出しを行い、凹凸等はサーフェイサーを噴き付けて状態を見ながら、ロックペイントのクイックパテで処理して行きました。
 前髪は余りにも折れ易いので、一度シリコン型で型を取り、収縮率が他の銘柄よりも小さいファインモールドのF18 で複製した物を仕上げました。F18は何時も使っているウェーブのノンキシレンタイプの倍近くの価格でしたが、臭いが非常にマイルドで、流動性も良く、完全効果後の切削性も良好、売りで有る収縮の小ささも確かで、値段だけの事は有りました。ただ、容器が使いにくいので、他の物に移し変えて使う方が良いかも知れません。

 掲載した写真はキャストキットとして複製した物を塗装組立を行った物です。
 イベント販売用に複製した中からランダムに抽出した物を、特に手を加える事無くストレート組みで仕上げました。
 今回はサンプル提出用なのと、それ以降のイベント用に又作る必用がある為、それ程手を掛けていません。

 製作手順としてはゲートやバーティングライン上に有るバリはニッパーとデザインナイフで切り落としてから、3Mの耐水紙やすりの400番でパーティングラインと一緒に完全に削り落としつつ、気泡や欠損部分はタミヤの光硬化パテで充填しています。光硬化パテは紙やすりの消費量は通常よりも多くなるのですが、その分時間短縮出来るので良しとします。
 大方のパーツ成形が終った後1mmの真鍮線で各パーツ同士を繋ぎ合わせる仮組みを行います。複製に伴い、右足の接合部分のチリが合わなくなっているので、出っ張っている側を400番の耐水紙やすりで削り落としてから全体的に研いてなだらかにして調整しています。
 研磨作業で出た削り粉の処理は少し前は刷毛やブラシで行っていましたが、今回からは、ホームセンターのエアーツールのコーナーで売っていた、500円位のコンプレッサー用エアーダスターで、塗装ブースの前で吹き飛ばして飛ばしてます。オリンポスの4004Tと同じくらいの性能を持つボークスのエアーフォース3だと連続噴射時はバワー不足の感が否めませんが、スプレー塗装の容量で短時間に何度も噴射する感じで使えば大抵の削り粉は吹き飛んでくれます。

 組み後に特に問題が無ければ、400番の耐水紙やすりで研いた部分を600番の耐水紙やすりで研いて研き跡を目立たなくした後、 塗装時用の持ち手となる真鍮線を取り付け可能なパーツに取り付けて行き、ラッカーシンナーパーツを数秒浸した後、ハブラシで研き、又シンナーに浸した跡、これまたホームセンターで売られていたペーパーウエスでシンナーを拭き取り、脱脂と削り粉を落としてやります。この後、エアーダスターで乾燥を促進させ、すぐに塗装作業に入ります。

 塗装は何時も通り塗料を定着させる為のマルチプライマーのミッチャクロンマルチを塗布した後、肌色部分はMr.スーパークアリーのつや消しで、それ以外の部分はMr.ホワイトサーフェイサーで下地塗装を行い、塗料が乾燥した後、MICROFINEのスポンジやすりで全体を研いて彩色に入ります。

 彩色は何時も通りクレオスのラッカー塗料のエアーブラシ塗装がメインで、細かい部分はタミヤのエナメル塗料の筆塗りです。

 顔の塗装は目の周りをマスキングして、白目をのシャドーをラ・サイゼルを製作した際に調合した薄い水色で塗った後、瞳の周りをマスキングして、ホシノ・ルリを作った時に調合した、からしの様な彩度の低い黄色でし下塗りして、レッドブラウンでグラデーション塗装した後、目をマスキングして、長門有希に使った物と同じ肌色を塗装。目の黒い部分はエナメルのつや消しブラック、瞳の下の明るい部分はフラットイエローにエナメルのグリーンイエローを少量加えた物で塗り重ね、ハイライトはエナメルのホワイトで塗っています。眉毛も描いていますが、前髪に完全に隠れるので描く必用は無いですね。口はエナメル塗料のレッドとホワイト、少量のイエローを混ぜて作った薄いピンクでスミ入れしています。

 パイロットスーツの赤い部分はキャラクターレッド、白い部分はアクセルS12ホワイトの上から、スーパークリアーに造形村のホワイトパールパウダーを混ぜた物でコーティング。黒い部分はジャーマングレー、肩口のグレーはヤオ・フェイルンを製作した際に残った色。銀色部分はシャインシルバー。胸元の白い部分の左右に走る金色のラインは上澄みのクリアー塗料を捨て、代わりにスーパークリアーを加えたゴールドでそれぞれエアーブラシ塗装しています。シルバーとゴールドは錆止めにアクセルSクリアーでコーティングしています。

 髪の毛は何色か重ねたので良く覚えていません。もっとも、写真では重ね塗りの確認出来ないと思いますが。

 ベースはアサヒペンのジェルカラーニスで仕上げています。

 全体的に造形やモールディング、エッジが甘いので、キットを買って頂いた方は好みに応じて手を加えてやると良いと思います。




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