キットデータ

 1/7 神崎蘭子

 フルスクラッチビルド

 「TVアニメ アイドルマスター シンデレラガールズ」
 販売 SB4(イベント限定品)

 パーツ数 34



 ワンダーフェスティバル2016{冬}向けに製作したアイドルマスターシンデレラガールズの神崎蘭子です。
 テレビアニメ版として作りました。

 1/6フェイト・テスタロッサ2や渋谷凛と同様にZBrushとFusion360、3D-Coatを使いパソコン上で3Dデータを作り、Form1+(3Dプリンター)で出力した物を加工して原型としています。
 モデリングはZBrushで大雑把な形出しから作りこみまで一通り行い、3D-Coatではブーリアン処理のみ行っています。現行バージョンのZBrushでは、傘のシャフトや1mmのドリル用ガイド穴みたいに、決まった寸法の物を作るのは苦手なので、そこはFusion360で補完しています。

 Form1+は家庭用としては飛びぬけて高品質で、出力から1日か2日も作業すればレジンキャスト複製の原型には充分な仕上がりになるのですが、今回は冬場だったせいか、Form1+の調子が今一良くなく、何度も出力し直したので、展示見本をじっくり作る時間がなくなってしまったのは残念でした。

 傘はレジンパーツではなく、パキュームフォームで成形しました。



 バキュームフォーマーば適当な市販品が見当たらなかったのでホームセンターで購入した材料で自作しました。
 型はForm1+の出力物です。
 フリルはレジンパーツなので、それに合わせてバキュームフォームパーツを切り出す仕様です。
 バーキュームフォームは作れる形状に制約があり、歩留まりも良くなく、それに従い材料代も掛かってしまいましたが、レジン複製よりは時間が掛からず、準備や後片付けも楽なので、今後も活用して行きたいと思います。



 今回最も複雑で手間が掛かったのは胸部なのですが、色々考えた末、リボン以外は一体成形としました。
 リボンと金具に手間が掛かった割りに、完成すると右手で隠れてしまうのが残念な所です。

 チョーカーと頭は別パーツとなっています。

 お下げ部分はそのままでは複製が出来ないので、ループ毎に三分割しています。

 彩色や組立はイベント前日にざっくり行ったので、下地処理や塗り分けは最小限に留めています。
 肌色や髪の毛は自分のイメージには合ってないので時間が取れれば作り直したいと考えています。




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