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1/5 秋山澪 (けいおん!)
フルスクラッチビルド
キット販売 SB4
パーツ数 19
まんがタイムきららで連載していて現在テレビアニメの二作目が放送中の「けいおん!」から秋山澪です。
2009年の4月頃から製作し始めたもので、2009年の10月に行われたトレジャーフェスタ in 有明2向けの新作としてテレビアニメのエンディング時の衣装で製作していましたが、 ED版の衣装に関しては権利関係がややこしいらしく許諾が降りなかったので、 衣装を原作漫画8話の学園祭に変更して、ワンダーフェスティバル2010{冬}向けの新作として申請して、無事に許諾が得られたので製作販売した物です。
製作に着手する直前まで学園祭衣装にするつもりだったのですが、素体を作り始めた段階で の方がインパクトが有るだろうと言う事でEDに変更したので、結局は当初の予定通りだったりします。
キットの商品名を「学園祭ver.」ではなく「学祭ver.」としたのは当日版権を申請する際の記入の手間を減らす為です。
髪の毛にスカート、ジャズベースにマイクとマイクスタンドと難問山積みでしたが、なんとか全てクリアして完成に至りました。
キットの部品点数は少なめですが、これは一体化したり、マイクスタンドやジャズベースの小部品を自作パーツとした為です。
ジャズベースのボディとネックの原型は
クラフトロボCC330-20
(カッティングプロッター)で切り出したプラ板の積層からの削り出しで製作しました。
原型製作時はピックアップやブリッジ、コントロールパネル、ピックガードは別パーツで製作していましたが、複製が上手く行きそうも無いのと、無理に別パーツ化されていると作り難いという意見が有ったので、ボディに取り付けて一体成型にしました。
指板もネックとは別パーツにする予定でしたが、これもボディ側のパーツと同様の理由でネックに一体化しました。
小部品は時間的に余裕が無かったのも大きいのですが、自分がキットを作る事を考えた場合、他の素材に置き換えて自作してしまうだろうと思い、あえてレジンパーツ化はしませんでした。
今回の作例で自作した部品は下記の通りです。
ペグ
ブッシュの穴をガイドにして2mmのドリルで穴を開け、2mmのプラ棒を切り出しています。
ペグハンドル
実物がかなりペラペラなので、レジンパーツでの再現は無理と判断してエッチングパーツでの再現を試みたのですが、エッチングパーツの量産が現状ではまだ無理なのでキット付属は見送りました。
作例では下記の画像を750pdiで出力した物をエッチングのマスクに使いましたが、作って見たら少し小振りなので700pdiで保存しています。
上の画像からエッチングパーツを自作されるか、シールに印刷した物をガイドにしてブラ板から切り出すかして下さい。高解像度版は
こちら
。
今回の作例では0.2mmの真鍮板から作ったエッチングパーツを、切れ目を入れた1mmのプラ棒に取り付けていますが、ハンドルの棒の部分を長くして、0.8mmの半丸のプラ棒を両面に貼り付ける方か上手く行くかもしれません。
エッチングの自作方法に付いては
こちら
を参照して下さい。
ストリングガイド
コトブキヤの丸モールドから適当な物を選んで、中心に1mmの穴を開け、金属線を差し込んで接着固定固定して製作しました。
フレッド
一応モールディングはされているのですが、上手く複製出来ていない物は削り落として0.4mmのブラ棒を貼り付けました。
コントロールパネル周り
ノブはモビルパイプをパテ埋めした物を使いました。ブラ棒の切り出しの方が上手く出来る様なきもします。
ジャック部分は適当なモールドパーツを貼り付けています。
弦
細いビアの線で張る予定で材料も購入したのですが、現状で満足してるので張ってません。気が向いたら張ろうと思います。
ストラップ
キット付属のリボンの端を折り曲げ0.3mmのプラ板を挟んで瞬間接着剤で固定して、1mmのドリルで穴あけして、 1mmのアルミ線による差込み固定です。固定は虫ピンで行うのも良いかもしれません。
マイクスタンド
ポールは3mmと4mmのアルミパイプをダイソーで売られていたパイプカッターで切り出しました。
パイプ同士のつなぎ目には高さを調節する時に回して緩めるエレベーターストッパーをモビルパイプの一番大きい物を3mmパイプに通して再現していたのですが、写真撮影する際になって紛失していたので応急措置としてビニールテープを巻いて再現しました。
三脚の基部はレジンパーツがキットに付属します。ポール固定用に2mmのガイド穴が開いていますが、作例では3mmのドリルで穴を開け、3mmのアルミパイブで4mmのアルミパイプを接続しました。
脚は2mmのプラ棒で足先は丸モールドパーツを流用して再現しています。脚を差し込む基部の穴は、四点から水平に穴あけして脚の部材を曲げて調整した方が簡単とは思いますが、どうしても基部からまっすぐに脚が伸びた三脚にしたかったので、分割テーブルとアングルバイス、ボール盤を使って位置決めと穴あけを行いました。脚自体はプラ棒と丸モールドで作りました。
マイクとポールの3mmアルミパイプとは1.5mmの真鍮線で接続していますが、接続部分はエポキシパテとモビルパイプでマイクホルダーを再現しました。
ヘッドドレスのリボン
2.5mm幅のプラ板を黒く塗って貼り付けました。
ドライヤーやお湯で温めて、癖を付け様としたのですが、使ったプラ居たが耐熱性の高い素材だったみたいで思うように加工出来ませんでしたが、茹でてみたら勝手に良い感じの癖が付いてくれました。
2.5mm幅のマスキングテープを黒く塗って貼り付けた方が良いかもしれません。
自作が必要な部品は以上です。
自作部品が一通り揃って仮組したら、ブリッジの底板が出っ張り過ぎてマイクスタンドのポールに干渉するのでブリッジの底板をギア部分の少し手前まで切り落としました。
服の配色は原作のカラー原稿に準じて行いました。
アニメでは赤いリボンタイと腰の大きなリボンがグレーなのと、アニメでは白い服の裾のフリルが同色となっているのが大きな違いだと思います。
ピックガードの模様は塗装があまりにも面倒なのと実物の模様もはプラスチックの板に印刷が施されているだけなので、赤茶べっ甲の模様を印刷したシール台紙をカッティングプロッターで切り出して貼り付けました。
フェンダーの純正パーツとパターンが異なりますが、私としては気に入ってます。
カッティングプロッターは中々便利な物で、ピックガードのシールの切り出しの他に、エッチングのマスクや、ペグのプッシュ部分のマスキングテープの切り出しに使ったりもしました。
円の切り出しは以前ならポンチでやっていたのですが、ボンチよりもずっと綺麗に切り出せ、ポンチでは不可能な微妙なサイズ調整や同心円の切り出しが出来るので、唯のギターををザック・ワイルド風にするのも簡単です。
ベースは
アサヒペンジェル状ニス
のウォールナットで仕上げました。
ジャズベースのピックガード用のシールとペグハンドルのエッチングバーツは量産化の目処が付き次第、今回製作したマイクスタンドの足とマイクホルダーを付けたマイクを原型にレジンパーツ化した物と併せて配布したいと考えています。
写真
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