キットデータ

 1/8 セイバー 水着

 原型制作 爪塚祐之
 販売 コトブキヤ

 パーツ数 15


 月姫で名を挙げたTYPE−MOONが法人化して初の製品として去年の冬にリリースしたバソコンゲームFate stay/nightのヒロインの一人セイバーです。詳しくはコチラを参照して下さい。

 身長は154cmと、日本人女性の平均身長よりも少しばか低い程度なものの、ゲームやイラストでは頭身が低く描かれている為、やたらに小柄に見える訳ですが、今回のキットもそれを忠実に再現しています。が、立った時の高さが大よそ19cm強と、設定身長を8で割った数字に合わせて造られている為、比較的ボリュームが有ります。少なくとも、同じコトブキヤの1/8北大路花火よりも大きめですね。まあ、花火が小さいと言うだけなのですが。
 髪の毛はサイレントメビウスの香津美・リキュールを彷彿させられる纏め方をしているのですが、降ろした時は少し長めのボブカットみたいな感じだと言う事を考えれば、三つ編み部分は付け毛と思われます。

 今回のキットはコラボレーテッドコンベンション、縮めてコラコンと言うコトブキヤの企画物商品で、同じシリーズで白髭創氏のライダーと、かわにしけん氏の桜が同時発売されていて、かわにし氏は普段はアミエグランの原型師として活躍されいるのですが、今回の企画の為に特別にコトブキヤから発売させる製品を手掛けているとの事です。
 このシリーズ、価格は全て同じなのですが、ライダーは1/12、桜は1/10とスケールバラバラで、どうやら価格に合わせてスケールが決定された様で、まるでアオシマのイデオンや、タカラのクラッシャージョーシリーズです。同様に並べるとちぐはぐになってしまうので、各アイテムの価格統一よりもスケールを統一を優先して欲しい所です。

 キット状態はかなり良く、気泡が殆どなく、パーツ数も少な目で、接着して合わせ目を消す処理ほ必要とする部分は有る物の、それ程難しくは無く、下地段階まではガレージキットの基本作業を習得するには丁度良い、初心者向けキットですが、胸より上の部分の肌色は、入組んでエアーブラシでは塗料が回り難い部分が幾つか有るので、少し濃い目に調合した塗料を薄く塗り重ねて陰影を表現する塗装方法をしようとすると難易度がたかくなるので、私はしませんでしたが、シャドーを予め濃い目の色で塗った後に上から明るい色を重ねる方法が良いかも知れません。



 キット製作は何時も通りの手順で、ハネ毛に若干悩まされましたが、それ以外は特に悩む事無く完成しました。
 ハネ毛は余りにも細く、真鍮線を通すのも無理だったので、取り付け部分の穴を大きめに開けて差込式にしてきおしまた。若干不安定ですが、輸送の事を考えれば止む得ない所ですね。
 うなじの後れ毛のパーツも入っていましたが、ハネ毛以上に細かく、リボンを取り付けると隠れる部分なので、拘る人用のディテールアップパーツと解釈して手を付けませんでした。

 形状の問題で右腕が分割されていたので、塗装前に、アルテコSSP−HGのパウダーにシアノンDWを混ぜた物で接着、合わせ目埋めをしています。

 塗装ですが、今回、胸から上のパーツが俯いた顔と胸がが一体の為、入組んでいる所が多く、スプレーが回らないと思われたので、下地塗装は予め入組んだ所にフィニッシャーズのレジン用プライマーとスーパークリアーUVカットをエアーブラシで噴きつけてから、何時も通りミッチャクロンとクリスタルクリアーを噴き付けました。その他の部分は何時も通り缶スプレーで下地塗装を行い、肌色部分以外はミッチャクロンとクレオスのホワイトサーフェイサーで塗っています。

 彩色は何時も通り、特に注釈が無い限りクレオスのMR.カラーを使用しています。

 肌色は前回のフォウやアスカで使用した物をそのまま使用しました。
 両足は特に問題は無かったのですが、胸より上の部分は前述した通り入組んでいる為、少し工夫して塗る必要が有り、顔を塗る際口によせたアイスを持つ右腕に不必要に色が乗らない様に右腕の下腕部分をマスキングしました。マスキングのラインが出ない様にマスキングの境界線付近は避けて塗るのがポイントです。

 髪の毛は指定色を参考に、アクセルホワイトに黄橙色、ウッドブラウンを混ぜた物で塗りました。

 アイスキャンディーは先にバーの部分をレドームで塗装してから、マスキングして、右手の白い方はキャラクターホワイトで、左手の水色の物はキャラクターホワイトで下塗りしてから、キャラクターホワイトにスカイブルーを少し混ぜた物で塗った上に、さらにキャラクターホワイトを塗り重ねて、ラムネバーを再現してみました。
 バーの部分に使用したレドームは比較的新しい色の様で、初めて使ったのですが、キャラクター物の肌色としても使えそうな色合いをしています。

 目の部分も何時も通りブルーFS35622で白目のシャドーを入れた後、ル・マングリーにインディーブルーを混ぜた物で瞳を塗装。上下にグラデーションを入れています。気に入ってはいるのですが、もう少し青みを強めにして、瞳の上1/3位はブラックやスモークグレーでシャドーを入れても良かったですね。


 水着の白い部分は独立完成見本でパールホワイトの様なので、アクセルホワイトで下地を作った後、ホワイトパールのパウダーを大量に溶かしたスーパークリアーで塗りしまた。

 水着や髪の毛のリボンは指定ではソリッドカラーでしたが、ブルーを下地に塗った後、ブルーパールパウダーを溶かしたスーパークリアーでパール仕上にしています。

 顔の塗りの細かい部分はエナメル塗料の筆塗りで、眉毛はタミヤのデザートイエローで、目の黒い部分はハンブロールのブラック、ハイライトはハンブロールのホワイト、口の舌の部分はレッドにマットホワイトを足した物で、それ以外の部分はレッドを使用しました。
 ハンブロールのエナメル塗料は神戸のイベントの帰りに三宮の模型店で購入した物ですが、売られている状態の薄め具合が筆塗りには丁度よく、タミヤの様にシンナーを足して調整する事無く直ぐに塗れるのと、綺麗に拭き取れるので、使い勝手は最高でした。イギリスからの舶来品なので扱っている店が少ないのが最大の難点ですね。


 組立は、基本的に真鍮線で芯打ちをして接着していますが、髪の毛のリボンは真鍮線での差込、アイスとハネ毛はパーツ同士の差込、水着のリボンは接着剤の貼り付けとしました。




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