1/4.5 ネル・マクマハウゼン 解説
 キットデータ

 1/4.5 ネル・マクマハウゼン(銀装騎攻オーディアン)

 原型製作 藤浦冬威 Toy’sブランド

 イベント限定品

 パーツ数 22+デカール




 2002年の一つ目は銀装騎攻オーディアンに登場する正体不明のネル・マクマハウゼンです。 メガゾーン23 Patr3版時祭イヴやガルフォース3のキャティー・ネビュラート大佐、 吸血姫美夕、ナデシコのルリ等、瞳が黄色いキャラを支持する、 黄色い目クラクラ倶楽部(今作った)に所属する私としては外せないキャラクターです。

 キットはフィギュア専門雑誌レプリカントVol.8の企画向けに作られ、 ワンダーフェスティバル2001リスタートと、その次の2002冬でイベント限定品として 藤浦冬威氏の個人ディーラー Toy’sブランドから販売された物で、原型は当然ながら藤浦冬威氏。 藤浦氏のキットの製作はこれで2体目になります。
 キット状態や、レプリカントの写真と、劇中のイメージとを比較すると、 太ももがやや豊満で顔が面長な気がしましたが、出来あがってしまえばそんな事はどうでも良くなりました。
 キットはベルグが整形を行っているので製作に当たっての問題は特に無く、 プリンターで出力したデカールを使った事が無く、 デカール自体使いなれた物ではないので、その点でやや戸惑った物の、 スムーズに完成しました。



 下地処理

 ゲートやパーティングラインの処理は殆ど手間取らず、これと言ってドラマは無し。
 髪の毛のパーツの内、塗装前に接着しなければならない部分の接合部の処理。 前髪と、それ以外のブロックの擦り合せ、スカートのパーティングライン の3箇所のみポリパテ(白)を使ったが、 これも取りたて書くほどの作業では無かった.
 数少ない気泡は、シンナー洗浄の前に見付かった物は瞬間接着剤、 シンナー洗浄後に見付かった物はホルツのホワイトボディー用のラッカーパテで埋めていった。

 前述の髪の毛以外は擦り合せは必要無く、非常にスムーズに作業は進んだ。

 塗装

 塗装は何時と同じくラッカー(油性アクリル)系のMR.カラーのエアーブラシを中心に行う。

 当初からサフレスで行う事を前提に作業を進めていた物の、服は別にサフレスである必要は全く無いので、 白サフを噴こうとしたら手元に無かったので、今回は下地塗装は全てラッカー系のクリアー塗料で行った。 初めはVOLKSのクリスタルクリアーを使っていたが、手持ちの分を使い切ってしまい、 VOLKSまで行くのも面倒だったので、 近所のオートバックスで手に入るソフト99のクリアーで作業を継続した。 ソフト99のスプレー塗料に対して以前は若干の違和感を感じて敬遠していたが、 スプレー塗装がかなり解って来ていたのか、全く違和感無く使用できた。 成分はクリスタルクリアーと同じなのでコスト的にはソフト99の方が圧倒的に有利だろう。

 全てのパーツの下地塗装が終った後、近所の日曜大工店で売っていた非常に番手の高いスポンジやすりで磨い後、 肌色とストッキング以外の部分の塗装に入る。 白は何時もの様に工業用の塗料(FOK アクセルホワイト)を使用。隠蔽力が強すぎて、つい塗膜を薄くしがちになるが、 今回はこれを踏まえてしっかり重ね噴きしておいた。

 手順の問題で、白を噴いた後にストッキングの塗装に入る。 初めてストッキングを塗る事には間違い無いので、 自分には皆目見当が付かず、 師匠である石嶋氏に泣き付いて教えて貰っていたら、 レプリカントVol.8の藤浦氏の記事と被っていてネタ的には面白いが、 実際は特に悩む事無く塗装する。 色はレッドブラウンとウッドブラウンを混ぜた物を薄めた物て噴き付けたが、 重要なのは「どの色か?」ではなく、「どう塗ったのか?」であり、 それは文章で伝えられる物ではないので割愛する。
 色を塗った後に塗膜強度に不安があったのでにスーパークリアーでコーティングしておいた。 その後、マスキングして、スカートの塗装。スカートに塗る赤はストッキングの色を隠蔽出来るので、 そのまま塗っても問題は無いと思ったが、 キャスト地の透明度を消すのも兼ねて白で軽く下塗りしておいた。
 スカートとジャケットの赤は事前に買っておいてスーパーイタリアンレッドを使おうと思ったら, 全く見当たらず、止む無くレッドを使用。塗装が完了した直後にスーパーイタリアンレッドが見付かる・・・ 赤の塗装の前に、ジャケットの下のシャツとジャケットの袖の黄色は白い部分マスキングして塗装した後、 ジャケット部分の黄色はマスキングしておき、 シャツはスーバークリアーのつや消しを噴きつけようと思い、 蓋を開けたら単なるフラットベースだったので、カップ内調合でスーパークリアーにスーバークリアーのつや消しをほんの少し混ぜて 噴き付けた。
 赤い部分の塗装の後、ブーツを含めて黒い部分をつや消しの黒で塗装。
 金色の部分はスーパーブラックで下塗りした後、ゴールド、スーパークリアーを塗装。 ゴールドはいつも通り上澄みを捨てた物にスーパークリアーを混ぜた物を使用。
 ネクタイはジャケットと質感を変える為にパールホワイト (スーパークリアーにVOLK、造形村ブランドのパールホワイトを入れた物) で塗装した後、スーパークリアーでコーティング。 ネクタイピンはクリアーで下地塗装した後にシルバー(ゴールドと同じく上澄みを捨ててスーパークリアーを入れた物) で塗装してからスーパークリアーでコーティングしておいた。  

 服と平行しながら白目のシャドー、虹彩の塗装を行う。 白目はいつも通り塗り残しなので、シャドーにグフカラーの薄い青をキャスト色で薄めた物で、 虹彩はルリの瞳に使った物でそれぞれ塗装。
 肌色は服の色とのバランスが重要なので、ジャケット、スカートの赤が塗り終わった後、それと合わせながら肌色を塗装。 色は楓、アスカ、セイラに使った物と同じ調合の物 (キャラクターフレッシュ1ベースに黄橙色、クリアーオレンジで調整し、 キャラクターフレッシュに対して半分の量のスーパークリアーを混ぜた後、シンナーで4倍希釈) で塗装。ただし、全て噴き方を変えているので全く同じ色合いと言う訳では無い。 ネルは白人と言う設定なので、色白肌が好みの私としてはストレス無く塗れた。

 髪の毛は服の塗装の合間にコバルトブルーにレッド、白、ブルー、スーパークリアーを適当に混ぜた物で塗装.

 エアーブラシ塗装が全て終った後、エナメルのフラットブラック、フラットホワイト、レッド、ブルーで顔塗りして完成と思ったら、 ブーツの靴紐を塗り忘れていたのが発覚したのでエナメルのフラットブラックで筆塗り・・・
 筆塗りはまだ綺麗に出来ない。眉毛に至っては、前髪で隠れるのを良い事にかなり雑に塗っている。

 デカール

 今回初めてインクジェットプリンターで出力したデカールを使用した。
 自作デカールの接着剤は弱いので、木工用ボンドを水で説いた物で貼り付ける様に聞いていたので、 ペットポトルのキャップに木工用ボンドを水で溶いたものを準備してデカールを貼っていく。
 先ずタイピンのデカールの余白を極限まで切り詰めて水に漬けた所、 インクの一部が流れ出すと言うトラブルに見まわれるが,殆ど目立たない所なので気にせず台紙を上にして指に取り、 台紙を剥がした後、タイピン側に水溶き木工用ボンドをマイクロブラシで塗って貼り付け、 ドライヤーで乾かした後、3回くらいに分けてスーパークリアーでコーティング。
 左腕のワッペンはタイピンのミスを踏まえて余白を少し残し、水に付けた後指の上で台紙を剥がして今度はデカール側に 水溶き木工用ボンドを塗り付け左腕に貼り付ける。
 IDカードはパーツはパーツが変形していたので茹でたら収縮してしまい, パーツを使う以外の方法を考える。先ずスキャナーでスキャンした物を光沢用紙にプリントすると言うのはどうかと思ったが、 送料込みで3,000円のBJF−210には荷が重く、 まともに印刷出来ず、レプリカントVol.8の記事からプラバンで作るか?とか思った物の、 結局デカールを台紙ごと両面テープで胸に貼っておいた。

 組み立て

 今回は接着部分は左足の付け根とウエスト、右手首と右肩部分のみ行った。
 右脇に若干の隙間が空き、右手が右太股に密着しなかったが、 かといって密着させると肩口に隙間が空くので、 これは原型の複製品であるガレージキットの宿命と言う奴だろう。
 髪の毛、左腕は真鍮線の差込と両面テープで、 首、ネクタイ、右足首、靴紐は真鍮船の差込のみで固定している。

 反省

 色々有るが言い始めると切りが無いが、 「完璧」と言うのは有り得ないので納得はしている。
 今の所一番気に入っている。




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