イベントインプレッション
ワールドホビーフェスティバル 神戸10




 概要

 関西圏で年に何度も行われるワールドホビーフェスティバル(以下WHF)。 首都圏や博多、名古屋でも行われているものの、 このイベントは主催者が神戸出身なので、 「地元でワンダーフェスティバルの様な模型イベントを」と言う事らしく神戸がもっとも開催回数が多く今回で10回目の開催となった。 既に来年の3月24日と次のスケジュールも確定している。
 イベントのスタート時はガレージキットイベントとしてはかなり惨憺たる物らしく、 私が初参加した去年の9月に行われたイベントでもガレージキットディーラーは2桁にも満たない数であったが、 前回の神戸では関東圏のディーラーの参加が多くなり、客の入りもそれに伴い増加。 かなり定着してきた感が出てきた所に今回の開催となった。

 と、まあ堅苦しい事はこれくらいにして、 4ヶ月ぶりの関西圏でのWHFで、 一般参加の所謂完全なお客さん状態で行っているので、 お買い物としては既に製作したチェリーブロッサムの楓とアスカが今回で絶版、 レイが新作で販売との事でこれだけが当初の目当てだったのですが、WHFのサイト で既にともみ屋と化していると自称するAGGRESSIVEが参加するという事が判明したので、 既に持っているものの、 可能であればキャロ制服(メイドタイプ)の愛沢ともみIIがもう一つ欲しかったのでYahooオークションで見ていたところ出品はあった物の、 手に入るような代物ではなかったので「もしや」と思いネットで検索した物の、 以前勝島君が博多に参加していたときには昼でも変えたと言う事以外はアイテムに関しては全く情報が得られないまま 結構悶々とした状態で当日を迎えることになった。

 開場まで

 前回は道案内の為にそれ程無茶は出来なかったが、 今回は私単独で行く事にしていたのでかなり自由度の高い行動が出来るので、 7時ごろに家を出る予定で目覚ましを設定したら4時半に目が完全に覚めてしまい、 時間を潰そうと試みた物の、手持ち無沙汰になったので6時に家を出たが、 結構時間が掛かってJR三ノ宮に到着したのが8時3分。 ポートライナーを乗り継いで会場に到着したのが8時20分頃になったが、 これで開場まではかなり時間がある。と言ってもイベントで並ぶと言う事で言えば短いのかも知れないが。
 実はイベントの開場前に結果的に並ぶと言う事は有っても、自発的に並ぶと言うのは初めてだったが、 私が会場に付いた時点では少なくは無いものの、 サイトの掲示板の前日の書き込みの時点で型が出来たと言う具合に数が極端に少ない チェリーブロッサム の綾波レイを除けば希望の買い物が全て絶望視する程でもないホジションで、 まあ、時間を考えればまずまずの順番に付けた。 私は一応並んでいる人に確認を撮って行列していたのだが、 隣の建物で吹奏楽のイベントがあったらしくそちらの方では壮絶な行列が出来ていたので、 そちらに間違って並んだ人が居たとしたらご愁傷様という所だろう。
 2時間半以上を何もせずに過ごすのはちょっと辛いので、 列車で読むのにもと言う事で小説を用意していたのだが、 並んでいる前後の人達(この時点まで一切面識無し)と駄弁って居る事が出来たので比較的時間の流れを辛く感じる事は無かった。
 10時くらいになってから模型イベントでは何処でも同じの入場券兼用カタログが販売されたので、 情報が欲しかったアグレッシブを確認するとどうやらともみを売ると言う事は分るものの、 何を売るのか分らない状況で結局出た所勝負と言う事になった。

 開場

 開場時間になってから混乱を避ける為に数十人づつ会場に誘導していて、 私は2回目の誘導で会場入りできた。
 場所的にアグレッシブとチェリーブロッサムが接近しているのを確認しているので、 場所的に入り口に近いアグレッシブに愛沢ともみ2が置いてあったので早速並ぶ。 この時点で前に10人くらいしか居なかったので数分の待ち時間で何の問題も無く購入出来た後、 直ぐ斜め隣の島のチェリーブロッサムの行列に加る事が出来、数を持って来ていないレイは無理だったが アスカと楓を購入。労力を考えれば十分過ぎる成果に満足する。
 このイベントに関しては会場のコントロールが上手く行っていて、 ほぼ入り口に並んだ順番に買いたいディーラーに行けるので走ってまで急ぐ必要は全く、 ゆったりと会場を行き来出来た。

 カメラでの撮影

 何時もどおり買い物が終わってから勝島君との所に顔を出した後、 今回は石嶋君が法事で行けないので会場の雰囲気だけでも分る写真を撮って来て欲しいとの事だったので、 写真を撮りに回る。が、その前に写真撮影の為の登録をしなければならないので受付に行く。 WHFはコミックワールドと言う同人誌のイベントと併催と言う形を取っていて、 「同人イベントでの写真撮影=コスプレ写真」と言う事らしく、コスプレの事は良く知らないが、 生身の人を撮影する関係で厄介な事が有るみたいで、カメラでの撮影は登録による許可制になっている。 写真撮影の登録の際に注意事項が書かれた物を渡されたが、全てコスプレを前提とする注意事項だった。 普通に模型撮影をしている分には特に問題は無いと思うが、 「デジカメは暫定的に許可中」、 「動画撮影は不可」と言う事らしいので今後の変更を含めて注意が必要だ。



 展示、販売されていた物の一部

 カメラと言うよりは私の撮影技術の問題でちょっと辛い写真ですが、 無いよりはマシかと。



 カメラテストを兼ねて撮影したマインプース。
いつも通りオリジナル物のみで版権物は無し。



比較的新しい物を二つピックアップしてみた。
右は1/5、左は1/8くらいのサイズの物。
左の物は勝島君によって撮影された物。




 カタログが出るまで全く情報の無かったAGGRESSIVE。
 WFのサークルカットで自ら「ともみ屋」を名乗っていたのでそう言うことだろう。
 ともみ君は全て展示されていて、その内販売されたのは上段のI、II、III、下段のIV、V、VIは参考出品。
 レプリカントに載ってた物も売り物として出ていたみたいです。
 私が最後に見た段階ではともみIIIがまだ残ってました。




2番目に買い物に回ったチェリーブロッサム
 数が極端に少なかったレイを除けばそれ程購入は難しくなく、 アスカと楓は私が最後に見た時にも売ってました。
 桜坂さんとお話する機会があったものの、 「インスト何とかして下さい」と言うのを忘れてました。
 



 P−WORKS(ディーラー名は「首都高NS400RR」)
 関西では初めての参加と言う事になるのでしょうか?
 デスクトップのメイドさんくるくるセイバーシリーズ (HEXAサイトのダウンロードコーナーを参照されたし) は改修が加わっていたとの事なのでアニエスとメイファンを買ってみました。
 オマケにマスキングテープや塗料ろ紙、使い方不明のリューターの先端ビット (円錐の底辺が先端来る形状の物で「何に使うんですか?」と聞いた所 「よく分らないのですが、一杯有ったのでとりあえず持って来て配ってます」との事) も頂きました(多謝)。
 コスプレさん用なのでよく分らないのですが、 少し組み立てるだけで完成する塗装済みセリオ耳(センサー)の半完成品5,000円(キットは3,000円) はかなりお買い得感のある商品だと思う。




くるくるセイバーシリーズのパッケージ。
手前のマスキングテープの様に材料も扱ってました。



ビット類。件の謎の貰い物は一番左端。
右端奥のものは工業機械用の物だそうで・・・ってどう使えと?


 

女神様ディーラーとして名高いS−MIST。
ここはいつも凝った展示をしてますね。



 1/6くらいのサイズのベルダンディー。
 7,000円とかなりお買い得で欲しかった物の、予算的に断念。




女神様ディーラーと言うよりスクルド屋さんのFlower Shop




ここも女神様ディーラーのフェィズ−1。 と思ったら新製品はちょびっつ。




 新作の白ちぃ。 寝姿は壁掛けも出来るので場所を取らなくても良いかも。




「新製品はリブレット?」いえいえ、そこに座っているすももです。
漫画はパラパラっと見た程度なので分りませんが、等身大と言った所でしょうか。




G,T.Office
サクラ大戦3からエリカとメル。




Works札幌。
右はスタジオB−ROOMのアイシャ。左はGGXディズィー。




獅子吼堂。
ヴェドゴニアのモーラ嬢は分るのですが、 それ以外は・・・




という訳で白のモーラ。
Nitoro+のサイトのギャラリーに元絵が有りますが、
それによると雑誌ポスターの没イラストだそうです。




 ディーラー名は不明ですがガメラの完成品を扱っている所が有りました。




コトブキヤブース
イベント限定品中心でした。




京商ブース
 イベント限定品を10個づづ持って来てました。
 ガレージキット展開はアイズプロジェクトブランドのみになると思っていたのですが、 どうやらそうでは無いみたいです。では何故?と思ったら




こう言うことらしいです。
確かに京商のブランドイメージに関わりますね。




でもこれでは意味が無い様な気が・・・


 と、まあ写真はこの様な感じです。取りたい物はまだまだ色々有ったのですが、、 64Mのコンパクトフラッシュを友人にを貸し出したままだったので、 16Mのメモリーしかなくあまり撮れませんでした。
 某アニメのキャラクターにしか見えないオリジナルフィギュアを出している所も有ったが撮影はダメでした・・・ 撮影したとしても、所謂エロフィギュアなので掲載は有りませんが。
 後、ガンダムに出てくるアルビオン級の船が展示してありましたが、 ガンダムの物の展示が本当にOKなのかは不明です。



 休憩を挟みつつメモリーが切れるまで撮影したら12時過ぎだったので、 次の予定も有って早々に会場を後にした。

 全体の印象としては不況の影響か7月よりも客の入りか少ない気がした。
 一般参加で関西から関東のイベントには来ても関東から関西に来るのは稀なのも有るのだろうが、 朝から普通に行ってもWFに徹夜で並ぶよりも確実に買えるので、 目当てのディーラーが出ているならWFに行くより遥かに割の良いイベントだと思う。 なにより大阪と神戸は会場から歩いて数分の範囲に宿泊施設があるので、 前日の午前中にチェックインすれば徹夜をする事無く 早くから並ぶ事が出来るので中々お勧めのイベントだ。


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